どの切手にも、いつどこで発行されたかを示す手がかりがあります。正しい順番で確認すれば、ほとんどの切手は数分で特定できます。このガイドでは、わかりやすい点から細かい点まで、コレクターが実際に行っている手順を紹介します。

1. 国名を探す

まずは切手に印刷された文字(銘版)を見ます。ほとんどの国はすべての切手に国名を入れていますが、自国の言語や文字で書かれていることが多く、英語名と一致しないこともあります。Helvetiaはスイス、Magyar Postaはハンガリー、Suomiはフィンランドです。よく見かけるものは、切手の国名の読み方のガイドにまとめています。

有名な例外がひとつあります。イギリスの切手には国名がまったく入っていません。入っているのは在位中の君主の肖像やシルエットだけです。イギリスは1840年に世界初の切手ペニー・ブラックを発行し、以来この特権を守り続けています。

2. 額面と通貨を読む

額面からわかるのは郵便料金だけではありません。通貨の名前から、国と時代の両方を絞り込めます。

  • Pfennig / Mark(2002年以前のドイツ)、Kreuzer / Heller(オーストリア=ハンガリー)
  • Centimes / Francs(ユーロ導入前のフランス、ベルギー、スイス、多くの旧植民地)
  • Pence / Shillings(1971年の十進法移行前のイギリス)
  • Sen / Yen(日本)、Kopecks / Roubles(ロシアとソ連)

額面がまったく印刷されておらず、文字1字や「Forever」のような単語だけが入った切手は、無額面切手です。アメリカとイギリスでは1970年代以降によく見られます。

3. 年号を探す

最近の切手の多くは、下の余白に小さな文字で発行年が印刷されています。古い切手にはほとんど入っていないため、別のヒントを使いましょう。肖像の君主、図案に描かれた歴史的な出来事や記念日、印刷方式などです。単色の凹版印刷は19世紀から20世紀初頭に典型的な図案で、多色のグラビア印刷やオフセット印刷は1950年代から一般的になりました。

4. 図案の細部を確認する

ほとんど同じに見える2枚の切手が、カタログでは別々に掲載されていることがあり、価値が大きく違う場合もあります。次の点を比べてみましょう。

  • 色調。 同じ図案が、わずかに違うインクで何度も刷り直されていることがよくあります。
  • 目打またはルレット。 目打の測り方と透かしの見つけ方をご覧ください。
  • 用紙の透かし。
  • 加刷。 既存の切手の上に追加で印刷された文字で、多くは額面や国を変更するためのものです。

5. カタログで確認する

国とおおよその年代がわかったら、Scott(アメリカ)、Stanley Gibbons(イギリス)、Michel(ドイツ)、Yvert et Tellier(フランス)などの標準的なカタログで切手を調べます。日本の切手なら、JSCAの「さくら日本切手カタログ」が標準です。カタログでは切手ごとに番号が振られており、他のコレクターや業者に切手を伝えるときはこの番号を使うのが最も簡単です。カタログ評価額は価格ではなく目安です。古い切手に価値はある?をご覧ください。

切手を扱うときのコツ

  • 皮脂は紙や糊を傷めるので、指ではなくピンセットを使いましょう。
  • 封筒から切手をはがさないでください。使用済切手は冷たい水に浸してはがし、価値のあるものは封筒に貼ったままにしておきます。
  • 小さな文字や印刷所の銘を読むときは、明るい光のもとでルーペを使いましょう。

近道: AI Stampで切手を撮影すると、国、額面、発行年、推定価格を提案してくれます。その結果を上の手順で再確認してください。